時代劇部 公演報告

ずっと楽しみにしていた新生時代劇部の初公演、観に行って来ました。


上演開始予定時刻ほぼぴったりに
前触れなく上手から2人の登場人物が現れて、劇は始まりました。
場所が正面玄関前ということもあり、
役者のすぐそばをクラスメイトが横切ったりと、中々シュールな光景です。


物語のあらすじは・・・
風で吹き飛ばされた洗濯物の夫のふんどしを屋敷前まで取りに出たキョウカが、
通りがかりのチンピラ2人組に連れ去られてしまいます。
そのことを使用人から知らされた、キョウカの夫である若旦那は
部下の3人の剣士をキョウカの救出に向かわせ、
先程のチンピラを含む大勢の悪者たちを次々と倒していくというもの。


その悪者の中に、なななんと中学校のN野校長、人間生活科のKトゥー先生、
数学科のM元D地先生がいらしたのにはビックリ。


悪役なれど、どうしてもほのぼの系から抜けきれない、笑顔のKトゥー先生。
それとは対照的に、サングラスを着用して(確か時代劇だったはずでは・・・)
見事ワルになり切ったD地先生。
そして何といっても、一度斬られたにもかかわらず
何事もなかったように立ち上がって再び剣士に向かって行ったN野先生のタフネス。
そもそもN野先生、準備時間の都合でTシャツにジーンズ着用だし(笑)。
ともかくお三方ともノリノリな最高の演技で、思いっきり爆笑させていただきました。
ありがとう、自森の素晴らしい教員たちよ!!!


肝心の時代劇部の部員たちはと言うと、最初に思ったのは
あの広々とした青天井のもとでもちゃんと聞き取れるだけの大声が
みんなしっかり出せていたということ。
きっと発声練習がんばったんだね〜。


そして斬る方も斬られる方も、殺陣がすごく格好良くサマになっていました。
特に斬られる側に一人、倒れる時の動きがプロ並みの子がいて、
思わず数年前に観に行った大きな舞台の役者さんを思い出しちゃったよ。


あと大切なことをもう一つ。
今回は部員以外の生徒さんたちも沢山力を貸してくれて、
役者として、裏方として、黒子として、皆大活躍でした。
旧演劇部をご存知なKトゥー先生は、
そんな現場を感慨深い想いで眺めていらしたとのこと。
また顧問のI井T尚先生は上演後に満面の笑みで、
「次回は学園祭で演りますから!」と、既に次へのスタートを切っておいででした。
皆さん、格好良くて楽しい劇を見せてくれて、どうもありがとう。
次回もきっと観に行くね!




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