寮監の田口さん、ペンキ職人になる


ペンキだらけになった手。本当は、顔もすごい。


 自由の森学園に入学したら、こういう作業をすることになると思っていた人いる?そんなことを思うわけないよね。自由の森学園にこなかったら、生きている間に、一度もリニューアルの作業を経験しないでいたかも。なかなか貴重な体験だよね。

 「寮監みたいな人がペンキ塗っているよ」と声が聞こえて、その部屋を見に行くと、田口さんが作業着を着込んで、ローラーを回していました。なかなか早く、しかもきれい。強力な助っ人となってくれました。
 ペンキに関しては、女性陣は、かなり熟練してきて、3度塗りなしで2度塗りでもいけそうな感じになってきました。

 ペンキというのは、かなりあちらこちらに飛散して着きます。汚れてもいい服装というつもりで黒の服を着てくると、白白になってしまいます。白っぽい服装をお勧めします。

 それから、かなり汗が出ます。汗ふきタオルや、首にまく手ぬぐいがあるといいと思います。

 今日は、卒業生の大工さんも助っ人で来てくれました。15期と言っていたかな。宮大工の経験があり、今は木造住宅を手がけているとか。ドアをチェックして直してくれたり、木枠を作成。お手製のちりとりと使いながら、丁寧にきれいにしながら仕事をしてくれました。田中さん曰く「いい親方がついているんだよ」。卒業生のかっこいい進路の一つを見せてくれました。

 こうやって作業をしていると、自由の森学園の深さをまた知ることができます。

高橋忍