寮監さんに敬意を表する

 今回の修繕活動がなければ、会うことができなかった人たちがいる。保護者同士も、今回の修繕で交流が深まったわけだけど、会うことができなかった人たちの筆頭に、寮監さんや寮のスタッフのみなさんを一番にあげたい。通学生の親の私は、こんなことがなかったら、話をするどころか顔を見ても分からなかったことでしょう。
 寮監さんはフル稼働で、今回の修繕活動に取り組んでくれました。力強くてきぱきとしてした仕事ぶりで、きっと普段も、寮生たちから頼られているのだろうと想像がつきました。
 
 
 寮の掃除や修繕をしていて感じたのは、中高生の男の子たちが、25年間住んでいたわりには、頑張って掃除していたとという印象です。
 学習塾の子達に宿泊されることができるような状態ではなかったのは確かです。でも、男の子達ですから、多少の穴は開けるでしょう。カビがでやすい部屋があるのは、構造上仕方がないことです。それに、トイレのタイル、素人ではあれ以上はきれいにできないという状態でした。
 寮監さんたちの指導のおかげと思いました。


 掃除をしながら、寮監さんとおしゃべりをしていると、学校や子どもへの想いが垣間見える時があります。気持ちがなごむ時です。


 子ども達が戻ってくる前には、自分が任されている棟を、寮監さんは、たった一人で掃除するのが常だとか。たった一人で辛いように思うのですが、寮に戻ってくる子ども達の顔を一人一人思い浮かべると辛くないんだろうなと感じました。


高橋