台風も来て、あらら、散らかりましたね。


 25周年が、10月11日にありました。オープニングは、玄関前。特に誰も気づかなかったでしょうが、玄関前は、今までよりも広くなっているのです。壊れたプランターをどけて、草を刈ってと。その広場で、活き活きを催されるサンバや踊り、歌。縁の下の下の下の力持ちにぐらいにはなれたのかと思うと、ちょっと嬉しい。


 わたしにとっての25周年は、寮や学校の掃除・修繕をしたみんなと久しぶりに出会う場。笑顔に笑顔で返す。村山さんは「せっかくきれいにしたのに、台風が来ちゃったね。」(この言葉、実は直接聞いたわけじゃないんだけど、何人もの人が、村山さんがかっかりしていたと言うので)25周年の事務局の茂木さんには、久しぶりだった。「ずいぶん、すっきりとしましたね」茂木さんに言われるのは、一段とうれしい。台風が来たけれど、やっぱりきれいになっている。私たちのすることに無駄なことなんてないですって。
 


 学校を歩く。壊れたプランターに植えられていた木は、体育館前にあった。明るい葉が元気よさそう。
 学校の中に入る。よしよし、床がきれい。階段も磨いたところはすっきりとしているわ。・・・・って、あ〜あ、食べ物の汁かな、こぼれちゃったところを誰か歩いたみたいだわ。拭けば、すぐにきれいになると思うけどね。そんなことも気になってしまう。



 感動のフィナーレ。卒業生達の大合唱。私は、彼らがどのように生きてきたのかは分からないけれど、我が子と重ねてみてしまう。自由の森学園だから、今、生きている。そして、だから、これからも生きていくことができるだろう。
 故郷となった自由の森学園は残っていかなければいけない。30周年も35周年も、こうやって歌っていこう。